空き家の売却を検討している方にとって、買取相場の把握は大切なことです。
それには、築年数や管理状態、立地条件など、さまざまな要素が影響を与えるため、しっかりと把握する必要があります。
そこで、空き家の買取相場の目安にくわえて、価格に影響する要素と相場を調べる方法についても解説します。
空き家の買取相場の目安
空き家の買取価格は、市場価格の6~8割程度が一般的な目安とされています。
これは、不動産会社がリフォームや再販にかかる費用を考慮して価格を設定するためです。
そして、築年数が経過するほど建物の価値は下がり、とくに築15年を超えると価格が大きく下落する傾向があります。
たとえば、築5年の物件では市場価値の50%、築15年で20~40%程度まで下がることが一般的です。
そのため、築年数が浅いうちに売却を検討することで、より高い価格での売却が期待できるでしょう。
さらに、空き家の市場価値は、地域の需給バランスや不動産市況にも左右されるため、時期によっても変動があります。
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空き家の買取相場に影響する要素
空き家の買取価格は、物件の状態や立地条件によって大きく変動します。
まず、建物の管理状態が良好であれば、修繕費用が少なく済むため、査定額が高くなる傾向があります。
また、駅からの距離や主要道路へのアクセスの良さも大切な要素で、交通の便が良い物件は需要が高く、価格も上昇しやすいです。
さらに、周辺の治安や商業施設の充実度など、生活利便性も査定に影響を与えます。
これらの要素を総合的に評価し、買取価格が決定される流れです。
くわえて、ハザードマップ上の災害リスクや、都市計画による用途地域の制限も評価基準となることがあります。
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空き家の買取相場を調べる方法
空き家の買取相場を把握するためには、複数の情報源を活用することが有効です。
たとえば、REINS(不動産流通標準情報システム)の「レインズ・マーケット・インフォメーション」では、過去の成約事例を閲覧でき、実際の取引価格を参考にできます。
また、不動産ポータルサイトでは、現在売り出されている類似物件の価格を調べることが可能です。
ほかにも、不動産会社が実施する無料査定サービスを複数社に依頼し、見積額を比較する方法もあります。
また、一括査定サイトを利用すれば、複数の不動産会社から相場を提示してもらえるため、査定結果の傾向をつかみやすくなります。
ただし、買取と仲介では査定の前提が異なるため、目的に応じた確認が必要です。
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まとめ
空き家の買取価格は、市場価格の6~8割程度が目安であり、築年数や市況により変動します。
くわえて、物件の管理状態やアクセス、災害リスクなどの要素も価格に影響を与えます。
なお、REINSやポータルサイト、査定サービスを活用し、相場を正確に把握して売却判断をおこなうことが大切です。
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