空き家を相続したときに、どのような管理をするべきか悩む方は多いです。
誰も住んでいない家は、誰かが住んでいる家以上に老朽化が進みやすいので、近隣トラブルなどに発展しないためにも注意が必要です。
こちらの記事では、相続した空き家の管理方法とはなにかお伝えしたうえで、放置するデメリットと解決策を解説します。
相続した空き家の管理方法とは
相続した空き家の管理方法は、換気・通水・掃除の3点が挙げられます。
まず、誰も住んでいない家は空気や湿気がこもりやすく木造部分の腐敗やカビなどの進行を引き起こしやすいため、定期的な換気が必要です。
続いて、水回りの設備を放置すると水滴が蒸発して小動物や虫を寄せ付ける悪臭の原因になりうるので、定期的に水道管と排水管に水を流す必要があります。
最後に、誰も住んでいない家だと思われると不法投棄や放火などの犯罪現場になるリスクがあるので、室内と庭のどちらも定期的に掃除をして生活感を出すのが重要です。
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相続した空き家を放置するデメリットとは
相続した空き家を放置するデメリットは、特定空家に指定されるリスク・近隣トラブル・資産性の低下の3点が挙げられます。
まず、メンテナンスをしなければ自然災害などで倒壊リスクがある物件は特定空家に認定されて、固定資産税の優遇措置が受けられなくなる可能性があります。
続いて、放置されている物件は地域の治安悪化の原因になったり老朽化による倒壊で近隣住宅が巻き込まれたりする恐れがあるので、クレーム対象になりやすいです。
最後に、放置された状態が続くと築年数以上の劣化が進むので、売却しようとしたときに資産価値がつかずに利益が得られない可能性があります。
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相続した空き家を放置しないための解決策とは
相続した空き家を放置しないための解決策として、解体・売却・無償譲渡の3点が挙げられます。
まず、倒壊リスクのある物件が建っているのであれば、解体して更地にすると周りの住民にも迷惑をかけずに済みます。
ただし、更地の状態では固定資産税の優遇措置が受けられないので、税金負担が大きいです。
続いて、不動産としての条件が優れているのであれば第三者の購入希望者を募ると、売却益を得られる可能性があります。
最後に、買い手が見つからないのであれば近隣住民を中心に無償譲渡で引き取ってくれる方を探すと、管理義務がなくなります。
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まとめ
相続した空き家を放置すると、老朽化が進むので管理責任の負担が大きくなります。
倒壊リスクがある状態まで管理を怠ると、税金の優遇措置が受けられなかったり近隣住民からクレームが入ったりする可能性があります。
負担を減らすためにも、できるだけ早く売却・解体・譲渡などで手放しましょう。
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