不動産を売却する際は、まず査定を受けて土地や建物の資産価値、相場を把握することが大切です。
しかし、売却を検討している事実を知られたくない場合や、情報漏洩に対してリスクを感じている場合など、匿名で査定を受けたいと考える方もいるでしょう。
今回は、匿名査定とはどういった査定なのかやデメリット、不動産の匿名査定を受ける際の注意点について解説します。
不動産の匿名査定とは？
匿名査定とは、個人情報を入力せずに匿名で受けられる不動産査定のことです。
匿名査定で必要とされる情報は、住所、建物名、階数、間取り、築年数などです。
いわゆる簡易査定に該当するタイプの査定であり、インターネット上で物件情報を入力するだけで気軽に査定が受けられます。
査定にかかる時間が短いのが特徴であり、AIを使用している場合は即時に査定結果が得られます。
個人情報を必要としないので、営業電話や営業メールで悩まされる必要もありません。
まだ不動産を売却するかどうか決めていない方や、手軽に相場感を知りたい方に向いている査定方法だといえるでしょう。
▼この記事も読まれています
不動産の売却を検討している方必見！売却益の計算と節税のやり方とは？
匿名査定のデメリット
匿名査定の大きなデメリットは、その精度の低さです。
不動産の価格には、日当たりや間取りの使いやすさ、周辺環境など、数値では表現できないさまざまな要因が影響してきます。
そのため、必要最低限の情報しか入力しない匿名査定では、正確な査定結果は得られません。
不動産売却の専門家とやりとりせずにデータだけで査定をおこなうので、その結果はあくまで目安程度のものになります。
また、簡易査定は利用するサービスによって価格差が大きく、住宅の種類によって精度に大幅に差が出るケースも少なくありません。
▼この記事も読まれています
不動産売却に必要な権利証を紛失！権利証がなくても売却する方法とは？
不動産の匿名査定を受ける際の注意点
匿名査定を受ける際の注意点としてまず挙げられるのは、査定結果をそのまま信じないことです。
先述のとおり匿名査定は精度が低く、不動産価格に反映される多くの要素を考慮していません。
類似の成約事例が多いマンションに比べると、それぞれ条件が異なる一戸建て住宅の査定には不向きです。
そのため、匿名査定はあくまでザックリとした相場感を知るために使用し、その後精度の高い訪問査定などを受けるようにしましょう。
簡易査定は手軽に受けられるとはいえ、再度査定を受けると二度手間になってしまうので、売却の意思が固まっている場合は最初から精度の高い査定を受けるのもおすすめです。
▼この記事も読まれています
不動産売却に必要な告知書とは？誰が記入するのか記入時の注意点をご紹介！
まとめ
匿名査定とは、住所、建物名、階数、間取り、築年数といった基礎的なデータだけを入力する、個人情報が不要の不動産査定です。
手軽かつ迅速に査定結果が得られる点が大きなメリットですが、日当たりや周辺環境、間取りの使いやすさなどを考慮しないので精度は高くありません。
売却手続きを進める際は匿名査定の結果をそのまま信じずに、かならず精度の高い訪問査定を受けるようにしましょう。
広島県の不動産売却・不動産査定(無料査定)のことならオールハウス株式会社がサポートいたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。
