タワーマンションなどの大規模マンションに住戸を所有している方のなかには、少しでも有利に売却したいと考えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、こうした大きなマンション内の物件は売りにくいケースも多いため、事前の計画や対策が大切です。
そこで今回は、大規模マンションの売却における売りにくい理由やおすすめのタイミング、売却のコツを解説します。
大規模マンションが売りにくいといわれる理由とは
大規模マンションが売れにくいといわれる理由の1つには、同じエリアにある中規模や小規模マンションと比べて、売却価格が高額になることが挙げられます。
とくに、富裕層向けに作られた駅近物件などは、利便性の高さから購入価格が高くなるのが一般的です。
また、住戸数の多い大規模マンションでは、同時に複数の物件が売りに出されるケースも珍しくありません。
このように売り出し物件が多い場合、窓の方角や何階のお部屋かといった条件が悪いと、売れ残ってしまうことがあります。
さらにジムやラウンジなど、住人のための設備が充実している大規模マンションの場合、管理費や修繕にかかる費用が高額になることも売りにくい理由の1つです。
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大規模マンション売却におすすめのタイミング
条件によっては売れにくい大規模マンションですが、10~15年に1度おこなわれる大規模修繕前のタイミングであれば、比較的買い手が見つかりやすくなります。
買い手候補の心理としては、前のオーナーが積み立ててくれたお金を引き継げるため、お得に感じられます。
ただし、大規模修繕工事が始まってから売却活動を始めると、足場が組まれて見栄えが悪くなることから、工事が始まる前のタイミングで売却するのがおすすめです。
さらに、売却時に税金を節約するならば、住まなくなってから3年以内までに売却すると良いでしょう。
住まなくなって3年以内だと、売却で得た利益に3,000万円の特別控除の特例が適用されます。
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大規模マンションを有利に売却するコツ
不動産を売却する際には、地域で信頼と実績のある不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。
この際には、自分自身で売却価格相場を把握して、買い手が見つかりやすい適正な価格で売り出すようにしましょう。
また、室内をモデルルームのようにおしゃれに演出する、ホームステージングを取り入れることも有利な売却のコツです。
さらに、値引き交渉に不安を抱いているならば、不動産会社に相談したうえで入札制にすることもコツといえます。
入札制であれば、買い手候補が入札した金額が最終的な売却価格となるため、値引き交渉に応じる必要もありません。
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まとめ
大規模マンションは、物件の価格や修繕費用が高額になりやすいことなどが理由で、売りにくいとされています。
大規模マンションを売却するならば、大規模修繕前などのタイミングがおすすめです。
自分で相場価格を把握したり、ホームステージングを取り入れたりするなど、売却のコツも確認するようにしましょう。
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