親族の方が亡くなった場合、相続財産調査をおこなう必要があります。
相続財産がどのくらいあるのか、負債も含めて確定させなければ、相続するべきかどうかの判断ができないためです。
今回は、相続財産を自分で調べる方法や、専門家に依頼すべきと言われている理由もお伝えしていくので、最後までご覧ください。
相続財産調査が大切な理由
相続財産調査とは、亡くなった方が残した財産額を確定させるためにおこなわれるものです。
基本的に、親族の方が他界された後は、早めに資産を調べなくてはなりません。
この理由は、そもそも残された資産の詳細が分からないと、手続きができないからです。
たとえば相続放棄をするか否かは、マイナスの資産がどの程度残っているかに応じて検討されるのが一般的でしょう。
しかし、マイナスの資産やプラスの資産の金額が不明瞭では、この決断ができません。
遺産分割をしても、分割する遺産の内容や額が分からないと話し合えず、何も決められない状態が続きます。
少しでも早く協議をスタートさせるためにも、相続財産調査が必要とされているのです。
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相続財産調査を自分でおこなう方法
調査と言っても、自分で対応する方法もあります。
そのためには、まず預貯金がいくら残っているか調べましょう。
通帳やカードを探し、金融機関が分かったらそこへ連絡します。
また、不動産については登記情報をチェックすれば、所有している家や土地があるか把握できます。
もし分かりにくい場合は、何かしらの不動産を持っていなかったか、身内に確認する方法もあり、借金は口座間でのやり取りで把握することも可能です。
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相続財産調査を専門家に依頼すべきなのか
自分で対応する方法では、すべての資産を把握できていない状態になりがちです。
資産の額と内訳を正確に把握できていないと、今後の手続きに悪影響が及ぶので、多少依頼費用がかかっても専門家に依頼すべきと言われています。
とくにこうした調査には、時間と手間がかかります。
仕事や子育てなど、プライベートが忙しい方が対応するのは、現実的ではないでしょう。
しかも、ノウハウがないと調査に時間がかかりすぎたり、資産を把握し損ねたりする場合もあります。
さらに、相続放棄をするための期限は3か月と定められているため、スムーズに調査ができるプロに依頼したほうが良いでしょう。
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まとめ
相続財産調査は、遺産を引き継ぐために必要不可欠な手続きと言えます。
自分でおこなう場合の方法はさまざまですが、時間と手間がかかるのも事実です。
最初から専門家に依頼しておけば、スムーズに調査が進みます。
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