住宅ローンの返済が苦しい方は、リースバックという方法をご存じでしょうか。
リースバックとは、自分の持ち家を売却して、その家を賃貸物件として借りることで、住宅ローンの返済負担を軽減する方法です。
そこで今回は、リースバックでよく起きるトラブル事例や対策について解説します。
リースバックの注意点
リースバックとは、自分が所有する不動産を売却し、その後も賃貸物件として借りることで、現金化する方法です。
しかし、リースバックには注意点があります。
まず、買取価格は市場価格よりも安くなることが多いです。
買取業者は、将来的に不動産を売却する際に利益を得るために、安く買い取ります。
また、再購入価格は買取価格よりも高くなることがほとんどです。
買取業者は、リースバック契約者が不動産を再購入することを望まないために、高い金額を設定します。
さらに、賃貸物件期間は長くなるほど不利になり、家賃の支払いや修繕費用などが増えてしまいます。
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リースバックでよく起きるトラブル事例
リースバックは、メリットもいくつかありますが、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
たとえば、家賃の支払いが滞ったり、再購入の際に高額な費用がかかったり、勝手に売却されてしまったりすることがあります。
これらのトラブルを防ぐためには、契約内容をよく確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
また、リースバックは税務上の注意点もありますので、専門家に相談することもおすすめです。
リースバックは一見魅力的な方法ですが、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておく必要があります。
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リースバックでよく起きるトラブルを回避する対策
リースバックにおけるトラブルを回避するための対策は、契約書の確認、適正価格の把握、そして家賃の確実な支払い、さらに再購入の可能性を考慮した契約という要素から成り立っています。
契約書には売却価格や家賃、契約期間などの重要な項目が明記されており、これらの詳細を理解することが求められます。
理解できない場合や疑問点がある場合は、専門家に相談するようにしましょう。
また、売却価格と家賃のバランスはリースバックの成功に大きく影響します。
市場動向や相場を調査し、適正価格を設定することが重要です。
さらに、安定した家賃収入が必要となります。
入居者の事情に備えて早めの催促や督促が重要であり、家賃保証会社や管理会社との契約も有効な対策となります。
これらの対策を講じることで、リースバックにおけるトラブルを効果的に回避することが可能となるでしょう。
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まとめ
リースバックとは、不動産を売却して資金を調達しながら、その不動産を借り戻すことです。
売却価格が相場より安くなることや、借り戻す期間が限られること、借り戻し後の賃料が高くなるトラブルがあります。
これらのトラブルを避けるためには、事前に契約内容をよく確認し、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。
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