土地を相続すると、売りたいと思っても売れないことがあるでしょう。
売れない土地を持ち続けると、固定資産税や管理費などの負担が増えるのはご存じでしょうか?
そこで今回は、相続した土地が売れない理由や対処法について解説します。
相続した土地が売れない理由について
相続した土地が売れない理由について、主な理由をご紹介します。
相続した土地が人気のない場所にあると、需要が低くなります。
ます、たとえば、駅から遠い、商業施設や学校が少ない、治安が悪いなどの場合です。
これらの条件は、購入者や借り手にとって不便で不安に感じられるため、土地の価値を下げます。
次に、相続した土地が不整形であると、建築の際に制限が多くなります。
たとえば、細長い、三角形や台形などの場合です。
これらの形状は、建物の面積や間取りを制約し、効率的に利用できないため、土地の価値を下げます。
最後に、相続した土地が弱い地盤であると、建築の際に補強工事が必要になります。
たとえば、軟弱地盤や液状化地盤などの場合です。
これらの地盤は、建物の安全性や耐久性を低下させ、工事費用を増やすため、土地の価値を下げます。
以上の3つのポイントは、相続した土地が売れない理由の一部です。
相続した土地を売却する際には、これらの要因を考慮し、適切な価格設定や販売方法を検討することが必要です。
また、専門家のアドバイスも参考にすると良いでしょう。
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相続した売れない土地を持ち続けるとどうなるか
相続した売れない土地を持ち続けると、困ることがたくさんあります。
一つは、毎年固定資産税を払わないといけないことです。
固定資産税は、市町村が決めた「固定資産評価額」に税率(1.4%)を掛けた金額です。
たとえば、評価額が1000万円の土地なら、年間14万円の固定資産税が必要になります。
もう一つは、火事や洪水、地震などの災害にあうかもしれません。
災害が起きたら、土地の値段が下がるだけじゃなくて、直すお金や補てんするお金などもかかるかもしれません。
それに、災害で土地の使い方やルールが変わることもあります。
さらに、土地は、年月が経つと古くなると、草やゴミが溜まったり、道や水道が壊れたりすることがあります。
これらをそのままにしておくと、土地の値段が下がるだけじゃなくて、近くの人や市町村から苦情を言われるかもしれません。
売れない土地を所有することで固定資産税を払い続けるばかりでなく、土地を維持する費用も必要になるでしょう。
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土地が売れない理由とは?売れないときの対処方法をご紹介!
売れない土地を相続したときの対処法について
土地を売却する場合、不動産会社に査定を依頼し、適正な価格で販売することが必要です。
しかし、売却には時間や手間がかかり、相続税や譲渡所得税などの税金も発生します。
また、売れない土地は需要が低く、価格も下がりやすいといえるでしょう。
土地を寄付する場合は、公益法人や自治体などに土地を無償で提供することができます。
寄付には税制上の優遇措置があり、社会貢献にもなります。
しかし、寄付先の条件や手続きが厳しく、寄付できる土地は限られているので、寄付は難しいでしょう。
また、寄付した土地の利用方法や管理状況については関与できません。
土地を相続放棄する場合は、相続人全員が同意し、法定期間内に裁判所に申し立てることができます。
相続放棄には相続税や管理費などの負担がなくなり、手続きも比較的簡単です。
しかし、相続放棄した場合は、土地は国庫に帰属し、他の財産も一切相続できません。
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まとめ
相続した土地が売れないのは、さまざまな理由があります。
売れない土地を持ち続けると、税金や管理費がかかりますし、相続人間のトラブルにもなりかねません。
相続した土地を有効活用するためには、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
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