離婚が決まると、子どもの親権や財産分与などの決め事がたくさんあり、持ち家の処分まで考えられなくなります。
離婚して落ち着いてから処分すれば良いのではないかと思われがちですが、任意売却が必要な場合はおすすめできません。
今回は、離婚後に不動産を任意売却するメリットと売却のタイミングについて解説します。
離婚で不動産を任意売却するメリット
持ち家をローンで購入した場合、別れた後はどちらがローンを支払いながら住むのか、売却するかを選択しなければなりません。
現実的には不動産売却が選ばれるのですが、そのためには住宅ローンの残務を一括返済する必要があります。
住宅の購入には、ローンを利用する方がほとんどで、平均的な返済期間は30年です。
別れた元夫婦が、30年近く支払うローンを一括返済するのは現実的ではありません。
金融機関の許可を得て、任意売却するのが一般的です。
残ったローンは分割で支払いを続けますが、負担が少なくなるうえ、住まない家にお金を払い続ける必要もありません。
住宅ローンが残っていても売却でき、 競売よりも高く売れるケースもあるので、別れた後の生活に負担がない返済計画を立てられます。
また、任意売却すると引っ越し費用として、少額ですが手元に残せるメリットもあります。
▼この記事も読まれています
不動産の売却を検討している方必見!売却益の計算と節税のやり方とは?
離婚前にしたほうが良い任意売却
住宅ローンを残したまま別れてしまい、きちんと話し合いをしなかったために、あとで大きなトラブルになるケースが多くみられます。
離婚後は、お互いに距離を取るようになりますので、話し合いを避けるようになり手続きがスムーズに進みません。
双方で話し合い、ローンは折半するか残る側が多めに支払うと決めたとしましょう。
今まで夫婦で支えていた家計が別になるのですから、金銭的な負担が大きくなり、ローンを支払い続けられない可能性が高くなります。
お互いに新しい人生をスタートさせ、再婚して新しい家族ができれば、さらに生活費の負担が増えるので返済が難しくなるでしょう。
無理をしてローンを支払い続け、お互いの両親や親戚、子どもまで巻き込むトラブルに発展すれば夫婦共倒れです。
離婚前の離婚協議で持ち家の処分をどうするか話し合い、オーバーローンであれば迷わず任意売却を選びましょう。
▼この記事も読まれています
不動産売却に必要な告知書とは?誰が記入するのか記入時の注意点をご紹介!
まとめ
離婚時に不動産売却をする場合、住宅ローンが残っている際には金融機関の許可を得て任意売却するのが一般的です。
競売よりも高く売れることもあり、離婚後の生活に負担がない返済計画が立てられます。
離婚後におこなうと大きなトラブルになるケースもあるため、離婚前にしっかり話し合い、早い段階で任意売却をしましょう。
広島県の不動産売却・不動産査定(無料査定)のことならオールハウス株式会社がサポートいたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。