いわくつきの土地を売却したいけれど、売り方がわからないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、いわくつきの土地の価格の相場や売却方法についてご紹介します。
さらに、物件を売る際の注意点もお伝えしますので、検討資料としてお役立てください。
いわくつきの土地の売却価格は下がる？
いわくつきの土地は、地域の相場よりも低くなる傾向がありますが、根拠のない噂であれば、相場と遜色ない価格で手放せます。
いわくつきの土地とは、孤独死や自殺、殺人事件などがあった場所をいいます。
建物を撤去しても、過去に事件があった土地はネットで調べるとわかってしまうため、相場と比較して半額程度になることも覚悟しましょう。
しかし、事故から数十年も経過した場合は、極端に売値が下がることはありません。
この他、先祖代々不幸が続く、心霊現象が起きるなどの噂がある場所は、事実無根であっても買主が心理的に影響を受けがちです。
心理的瑕疵の指摘を受けかねない物件は売れにくいため、値下げも視野に入れましょう。
いわくつきの土地を売却する方法とは？
建物を解体後、更地のまま手放すより、駐車場など他の用途で利用してある程度の年数を経てから売るのが無難です。
また、亡くなってすぐに発見した孤独死などの場合は、通常の方法で売ることもできます。
その際は、間口が広い、駅から近いなど、その物件の良さをアピールしましょう。
悪い噂を払しょくして、住みたくなるようにするのがポイントです。
通常の方法で売るときは、個人で販売活動をおこなうほか、不動産会社に依頼することもできます。
しかし、事故のあった物件であることを隠したままでは、トラブルになる可能性を否定できません。そこで、依頼するときは正直に伝え、その後は不動産会社の判断に任せましょう。
いわくつきの土地を売却する際の注意点を解説
買主との心理的瑕疵に対するトラブルを回避するため、必ず告知義務を果たしましょう。
個人で売るときも、不動産会社に依頼する場合も同じです。
この物件がいわくつきの土地であることを購入希望者に説明し、必ず同意を得てから契約をおこないます。
また、相場を把握して極端な値引きを避けることも重要です。
購入者が事前に噂を把握して価格交渉を要求してきたときに、損をしないように調べておきます。
その他、事故物件を相続した場合、気になるときは、おはらいを受けるのもよいでしょう。
ご自身の心理的な負担を軽減する効果もあり、先祖代々自分を守ってくれたと前向きにとらえるきっかけになるからです。
まとめ
いわくつきの土地を売却するときは、価格が下がる可能性を否定できません。
手放す方法は、個人で売るか不動産会社に依頼します。
売却する際の注意点は、告知義務を果たすため、正直にいわくつきの物件であることを伝えることです。
ご自身の心理的な負担を軽減することも忘れないようにしましょう。
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