長屋式住宅は他の戸建て物件と比べると需要が低く、売却しづらいと言われています。
そのため少しでも良い条件で売るには、売却しづらい理由を把握して販売戦略を立てることが必要です。
早速、長屋式住宅の売買契約がまとまりづらい理由と、好条件で売るために取るべき販売手法について確認していきましょう。
不動産売却をする前にそもそも長屋式住宅とはなに?
長屋式住宅とは、1つの建物のなかに2戸以上の住宅が壁と壁で連結している物件のことを指しており、近年では「タウンハウス」や「テラスハウス」とも呼ばれています。
マンションなどの共同住宅との大きな違いは、エントランスなどの共有部分が存在せず、完全に1戸ずつ壁で遮断された独立した空間になっていることです。
多くの方が時代劇のなかに出てくる平家建ての住宅を連想するのではと思われますが、2階建てや3階建ての長屋式住宅も存在します。
長屋式住宅が売却しづらいと言われる理由とは?
長屋式住宅の売却が難しい理由として、以下の2つが挙げられます。
ローン審査にとおりにくい
1つの建物を複数の所有者で共有する長屋式住宅はリフォームを実施しづらく、一戸建て物件よりも資産価値が下がります。
金融機関にとって資産価値の低い物件を担保にして融資をおこなうことはリスクが高いため、長屋式住宅はローン審査にとおりづらいと言われています。
再建築や切り離しが難しい
複数の所有者が1つの建物を所有する居住形態ですので、リフォームを実施するときには住民の了承を得なければなりません。
仮に承諾を得られたとしても、建築基準法の条件を完璧に満たして再建築することは難しく、建築認可が下りない可能性が高いでしょう。
長屋式住宅の売却を成功させる方法とは?
長屋式住宅を仲介売却で売ったとしても一戸建て物件よりも販売価格が落ちてしまいますので、買取を選択してみてはいかがでしょう。
市場価格よりも6〜7割程度に販売価格は下がりますが、早期売却を実現する手っ取り早い方法です。
または、隣家の方に自宅を購入してみないか打診してみることも1つの選択肢です。
みなさんと同じように自宅を売却したいと考えていても、長屋式住宅だから売りづらいと悩んでいるかもしれません。
逆にみなさんが隣家を買い取って建物の所有者となり、リノベーションをしてから売却することを考えてみるのも良いでしょう。
建物のオーナーになれば住宅を解体して土地のみで販売したり、事務所や店舗用物件としても売ることができるので売却しやすくなります。
まとめ
たしかに長屋式物件は売却しづらいため、成約に至るまでに少し時間がかかるかもしれません。
一方で、今回ご紹介した方法を検討してみることで、売りづらい長屋式住宅の成約率を高められます。
長屋式住宅の物件が売りづらいと悩んでいる方は、この機会に買取などを検討してみてはいかがでしょう。
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