今回は、空き家を古家付きで売りたいとき、更地にして売りたいときのメリットを解説します。
「空き家を売る方法を知りたい」「相続したが空き家にしている実家を売りたい」という方はぜひお読みください。
空き家を現状の古家付き土地として売りたいとき
現状での売却は、空き家の解体費用が掛かりません。
空き家の解体費用の1坪あたりの相場は下記のとおりです。
●木造住宅の場合:3万円
●鉄骨住宅の場合:4~5万円
●RC住宅の場合:5~6万円
延べ床面積30坪の木造住宅の場合、約90万円となります。
これだけの出費を抑えられるのは大きなポイントですね。
また、固定資産税の節約につながる点も見逃せません。
中古住宅の場合、土地の固定資産税には「住宅用地の軽減措置特例」が適用されます。
敷地面積の200㎡までは課税標準地の6分の1、200㎡を超えた部分は3分の1とできるのです。
近年の木材の高騰やリノベーション人気を背景に、買い手がつきやすい点もメリットと言えるでしょう。
空き家を解体して土地(更地)として売りたいとき
一方で、立地や広さによっては「更地」として売却する方が良い場合もあります。
完成図がイメージしやすい点、古家付き住宅の解体費用がかからない点は、「建物を新築したい」という買主にとっては大きなメリットです。
中古住宅が建てられている土地よりも、地盤や地中埋没物などの調査が容易になる点も見逃せません。
「堅牢な建材でマンション・アパートなどの収益物件を建てたい」と考える買主の目につけば、スムーズに売却活動が進められるでしょう。
空き家を売りたいときの費用・税金とは
空き家の売却には、不動産会社への仲介手数料をはじめ、諸費用がかかります。
税金については、譲渡所得にかかる「譲渡所得税」がポイントとなります。
不動産の売却価格-(取得費+譲渡費用)=譲渡所得
●所有期間が5年以内の場合は「短期譲渡所得」:税率39.63%
●所有期間が5年を越える場合は「長期譲渡所得」:税率20.315%
高額ですが、長い目で見たときに相続にかかる費用の節約にもつながるでしょう。
中古住宅(空き家付き土地)を第三者へ売却すれば相続の必要がなくなり、結果的に司法書士へ依頼する「相続登記費用」なども払う必要がなくなるからです。
空き家を売りたいときは、長期的な視点でメリット・デメリットをよく比較検討しましょう。
まとめ
相続した空き家を売りたいときは、立地や広さによって現状の「古家付き土地」か「更地」のどちらで売却するかの比較検討が必要です。
どちらが高い価額で売却できるかはケースバイケースです。
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