今回のテーマは「再建築不可物件の売却価格」です。
再建築不可物件の売却価格を決める際の査定基準はどんなところを見るのか、再建築不可物件の相場は通常物件の売却価格の相場と比べてどうなのか、それらについて解説していきますので、再建築不可物件を所有している方はぜひ参考にしてください。
再建築不可物件の売却価格を決める際の査定基準で重視される要素は?
再建築不可物件の売却価格を決める要素となるのが「査定」です。
その査定基準の中で、とくに重視されるのは以下の3点です。
●1.物件の瑕疵
再建築不可物件だからこそ、建物に重大な瑕疵はないかどうかは重視されます。
●2.立地
再建築不可物件であっても立地が良ければそれなりに高い需要が見込めるため、再建築不可物件であっても買い手が付きやすいと評価されやすいでしょう。
●3.土地の形状
土地の形状が正方形や長方形であるなどきれいな形状であり、なおかつ「セットバックや但し書きの許可申請などをすれば再建築可能の物件にできる可能性が高い」という場合は査定でも評価されやすいです。
2と3については「評価されやすい」とは言いましたが、それはあくまで「再建築不可物件としては高く評価されやすい」という意味です。
再建築不可という状態で売却する以上、通常物件とまったく同じ水準の売却価格を実現することはほぼ不可能であることを念頭に置いておきましょう。
再建築不可物件の売却価格の相場は通常物件の相場と比べてどのくらい?
再建築不可物件は、「再建築はおろか増築も認められない」というデメリットがあるからこそ、再建築可能な通常物件と比べると、売却価格はどうしても低くなります。
再建築不可物件の売却価格の相場が具体的にどのくらいなのかというと、通常物件の売却価格相場の5~7割程度、といったところです。
ただしこれはあくまで「程度が良好な再建築不可物件の場合」の相場です。
再建築不可物件としては良い状態の物件で7割程度となり、建物の状態が悪い、などの場合となると通常物件相場の3割程度になってしまうこともあります。
まとめ
今回は再建築不可物件の売却価格をテーマとし、再建築不可物件の査定基準でとくに重視される要素や、再建築不可物件の売却価格の相場が通常物件相場と比べてどれくらいになるかなどの目安を解説しました。
「再建築ができない」というだけに建物の状態は通常物件以上に重視されます。
再建築不可物件をできるだけ高く売却するためには、建物をなるべく良好な状態に保ったままにしておきたいですね。
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