暴力団事務所は近くにあるだけで何か問題が起こるのではないかと不安になってしまう存在です。
家の近い場所に暴力団事務所があると買手が見つかりにくくなり、売却価格を決めることが難しくなります。
暴力団事務所に近い物件を売却する際の注意点や方法があれば知りたい方は多いと思います。
この記事を読んで参考にしてください。
近い場所に暴力団事務所がある場合の売却価格の影響について
暴力団事務所は環境的瑕疵に該当し、物件の売却価格に悪影響を与えます。
実際、暴力団事務所に近い物件の売却価格は、相場よりも20~50%程度安く設定されるのが一般的です。
万が一、暴力団同士で抗争が起こった場合の危険性などが考慮されています。
一方で、隣人が暴力団事務所関係者の場合は、売却価格に影響を与えることは基本ありません。
ただし、暴力団事務所関係者が頻繁に出入りする場合や、過去何度も周辺住民とトラブルを起こしている場合はこの限りではありません。
暴力団事務所に近い物件の売却時の注意点とは
暴力団事務所は環境的瑕疵に該当するため、売却時に売主には告知義務があります。
暴力団事務所が近くにある事実を隠し売却した場合、契約不適合責任を問われ損害賠償の請求や契約の解除を求められる場合があります。
とはいえ暴対法が施行されて以降、外見からは暴力団事務所と判断することが難しくなっているのも事実です。
契約不適合責任の注意点は、契約書に記載があるかどうかであり、事前に契約書の内容には注意しておきましょう。
暴力団事務所に近い物件の売却方法とは
暴力団事務所に近い物件の売却方法についていくつかお話しします。
売却価格を相場よりも下げる
売却価格を相場よりも下げることにより、買い手に対し訳ありであることを伝えます。
下げる度合いについては不動産会社に相談するようにしましょう。
更地にして駐車場用地として売却する
駐車場用地として売却している土地を購入する方は、基本的にその土地には住まないため、瑕疵の影響を考える必要がありません。
土地の価格と駐車場として運用した場合の収益を試算し、利益が見込めれば購入してもらえます。
コインランドリーを経営する
一度更地にし、コインランドリーを建て経営することも有効的です。
市場のニーズを調べ、勝算があれば取り組む価値ありです。
まとめ
暴力団事務所に近い物件の売却価格や売却方法、売却時の注意点についてお話をしました。
暴力団事務所は嫌悪施設に該当し、環境的瑕疵となります。
そのため売主には告知義務があり、怠った場合は契約不適合責任の対象として、損害賠償請求や契約解除につながる可能性があることを覚えておきましょう。
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