自身の所有するマンションで孤独死が起きてしまった場合や、孤独死が起こったマンションを遺産相続した場合、そのマンションは売却できるのでしょうか。
売却できる場合は、マンションの資産価値はどの程度下落するのか、また下落を防ぐための注意点について知っておきたい部分は多いと思います。
今回は孤独死のあったマンションの売却についてお話をします。
孤独死のあったマンション売却時の資産価値はどうなるの?
孤独死のあったマンションの資産価値は、下がるとしたらどの程度下がるのか気になるかと思います。
法的に明確な基準はありませんが、一般的には孤独死の合った物件は売却相場より10~30%程度安くなるとされていますが、以下のような特徴があります。
●激安の事故物件は市場に出回る前に借り手がつく
●賃料が高ければ高いほど、きれいな孤独死だったと思われる
●住人が移り変わるほど心理的瑕疵は薄れる
賃貸物件の場合、上記の理由から価格があまり低下しないことが多いです。
孤独死のあったマンションの売却で資産価値下落を防ぐには
孤独死のあったマンション売却時の資産価値下落を防ぐ方法として、以下の方法があります。
特殊清掃をおこなう
特殊清掃とは、孤独死が起きた物件を通常の清掃では使用しない強力な薬剤などを使用し清掃することです。
孤独死の起きた痕跡を消すためには特殊清掃が必要ちなり、事前に保険に加入し万が一のリスクに備えておくことも重要です。
原状回復をおこなう
物件がダメージを受けている場合、元の状態に戻すことも必要です。
目に見える瑕疵をなくすことが資産価値の下落を防ぐことにつながります。
期間を空ける
少し期間を空けることで風評被害を減らせます。
孤独死があったマンションを売却する際の注意点とは
孤独死のあったマンションを売却するためには、「特殊清掃」と「遺品整理」が必要です。
特殊清掃とは、孤独死のあった物件を清潔な状態へ戻すことです。
必要であればリフォームなども合わせて実施し、元の状態へ戻すようにしましょう。
また、孤独死のあった物件には故人の遺品がありますので、それらの整理も必要です。
特殊清掃・遺品整理を実施し、物件が元の状態に戻ったとしても、売却の際には孤独死があった事実の告知義務があります。
事実を隠して売却した場合、損害賠償請求や契約の解除につながる可能性があるため注意しましょう。
まとめ
孤独死のあったマンションは、10~30%ほど価格が安くなるとされています。
売却時の資産価値の低下を防ぐための注意点としては、特殊清掃や原状回復、期間を空けることなどが挙げられます。
孤独死があったことをしっかり買主に伝え、スムーズな売却を心がけましょう。
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