火事が発生した土地も売却は可能であり、今後使用する予定がないなら手放したいところです。
しかし、その場で不幸な出来事があった関係で、事前にお祓いをするべきかが気になる場合もあるでしょう。
そこで今回は、お祓いはしたほうが良いのか、依頼先や費用、実施時の注意点やマナーをそれぞれ解説します。
土地で火事が発生！お祓いの必要性や売却への影響とは
火事が出た土地においてお祓いは必須ではなく、何もしないまま別のことに活用しても問題はありません。
土地をすぐに売り出すのも可能ですが、お祓いをしていないと買い手から敬遠されることが多いです。
その不動産で過去に発生した事件や事故は心理的瑕疵となり、えてして物件の売れ行きを悪くします。
物件に物理的な問題はない場合も同様であるため、お祓いの実施を一度は検討すると良いでしょう。
儀式をおこなっても物件の物理的な条件は変わりませんが、買い手の心理的なハードルは下がります。
お祓いが済んでいることを条件に取得を考える買い手も珍しくなく、土地の売却を検討しているなら何らかの儀式をおこなったほうが有利です。
火事が発生した土地でお祓いを実施する際の依頼先や費用
土地のお祓いは、付き合いのあるお寺や事故物件のお祓いをしている神社などに依頼します。
依頼先に心当たりがない場合、良い寺社がないか人に聞いたり、お祓いのサービスをインターネットで調べたりするのがおすすめです。
費用の相場は3万円～10万円であり、料金がとくに決まっていないときでも3万円は包むのが一般的です。
実費や交通費のみで良いと言われた場合も同様であり、お坊さんや神主に渡すお礼はもれなく用意しておきましょう。
なお、土地が広大であるなど、物件の規模が大きくなると費用も高額になるので、具体的な金額は儀式を頼んだ際にご確認ください。
火事が発生した土地のお祓いにおける注意点やマナー
土地のお祓いには地主も参加するのが一般的であり、儀式に関するマナーの確認が必要です。
身だしなみは葬儀のときと同じであり、服装には喪服を選んだうえで、派手なネクタイやアクセサリーは避けます。
儀式で使用するお供え物はお寺や神社で準備してもらえますが、自分で揃える場合は米・酒・塩といった必要物の種類と分量をよく確認してください。
お祓いへ参加する際の注意点は、儀式をおこなった証拠として写真を何枚か撮っておくことです。
火事のあった土地を売り出す際、お祓いをした証拠を買い手からよく求められるため、当日の写真は忘れずに撮っておきましょう。
まとめ
火事が出た土地においてお祓いは義務ではないものの、実施したほうが物件の売却はスムーズになります。
儀式はお寺や神社に依頼でき、費用は3万円～10万円かかるのが一般的です。
儀式の当日には喪服を着用すること、写真を撮り忘れないことなどのポイントも押さえておきましょう。
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