住宅を購入する際には、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。
しかし、その後病気になってしまったり、リストラされてしまったりと当初の予定通りに住宅ローンを返済することが難しくなるケースもあるでしょう。
そのような場合は滞納し続ける前にまず金融機関に相談することが大切です。
ここでは、住宅ローンが返済不可になってしまった場合の対処法のほか、競売や任意売却についても解説します。
住宅ローンが返済不可の事態に陥ってしまった場合の対処法
住宅ローンを契約したときは健康状態が良く、収入が安定していても、その後の人生では何が起きるかわかりません。
病気で働けなくなってしまうこともあるでしょう。
返済期間の途中で予定通りの返済が難しくなった場合、滞納する前に、まずは金融機関に条件が変更できないか相談してみることをおすすめします。
返済期間を延長することで月々の返済額を減らすことができないかなど、滞納する前に一度相談してみましょう。
また、病気による療養が原因で収入が減少した場合には、加入している団体信用生命保険が適用されるかどうかも確認してみてください。
住宅ローンが返済不可で滞納し続けた場合は競売にかけられる
住宅ローンを約3か月滞納し続けると督促状が届くようになります。
それでも放置し続けると保証会社による代位弁済で一括支払いがおこなわれ、保証会社による競売の申し立てが実行されます。
その後、競売開始決定通知が届き、強制的に競売がおこなわれるといった流れです。
競売にかけられると退去のスケジュールも関係なしに、強制的に退去しなければならないため、競売にかけられる前に売却することをおすすめします。
住宅ローンが返済不可になった場合は任意売却を検討しよう
任意売却とは、オーバーローンの不動産を売却する際におこなわれる売却方法です。
金融機関から承諾を得ることで通常と同じように売却活動を行えます。
任意売却のメリットは、競売よりも高い価格で売却できるだけでなく、住宅ローンを滞納していることを周囲に知られず売却できることです。
売却後も住宅ローンの返済は必要ですが、競売よりも高値で売却できる可能性が高いため、少しでも返済額を減らすことができます。
まとめ
住宅ローンの返済が難しい場合、滞納し続けると競売という最悪の事態に陥ってしまいます。
競売にかけられる前に任意売却できないかどうか不動産会社に相談してみることをおすすめします。
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