別荘は一般的には売れにくい物件が多く、売却期間を長引かせないためには、対策が必要です。
今回は、別荘の売却をご検討中の方に向けて、別荘が売れにくい原因と上手に売却する方法をご紹介します。
別荘の売却は難しい？別荘が売れにくい理由とは？
田舎暮らしへの憧れや、リモートワークの普及により、近頃はセカンドハウスとしての別荘への需要が高まっています。
一方で、やはり普通の一戸建てやマンションなどと比較して別荘が売れにくいのは事実です。
一般的に別荘が売れにくい理由は、古い物件が多いこと、立地が特殊であることが挙げられます。
日常的に利用されていない住宅は建物が痛みやすく、建物の状態が悪い場合は売却に不利になります。
立地も特殊なことが多く、別荘は観光地や避暑地などに建てられ、交通アクセスや買い物環境はあまり重視されていません。
そのほか、別荘は不在にすることが多いため、清掃や管理を業者に依頼する必要があり、管理費がかかることもマイナスポイントになります。
さらに、別荘の売却はマイホームと比較して税金面が不利で、優遇措置などはありません。
また別荘を所有する場合、その別荘がある土地の住民税の納税義務もあり、エリアによっては別荘税という税金もあります。
別荘の売却は難しい？別荘を上手に売るための方法とは？
別荘を上手に売却する方法は、売却の際にマイナスポイントとなる部分を見極めることです。
築年数が古く、欠陥や修繕か所がある物件であれば、ホームクリーニングや部分的にリフォームをするのがおすすめです。
内部に欠陥がないことを証明するために、ホームインスペクションという住宅診断を受けることも効果的です。
リフォームに関しては、費用をかけても売却価格に上乗せできるわけではないので、フルリフォームはあまりおすすめできません。
水まわりや壁紙の貼り替えなど、部分的なリフォームからおこなうことをおすすめします。
また売却するまでに、メンテナンスをしっかりしておくことも重要です。
たとえ古くても管理が行き届いている物件は、印象が良いので売却にも有利になります。
価格設定に関しては、売り出し価格とは別に最低売却価格を決めておくことがポイントです。
値下げ交渉を持ちかけられたときも、最低のラインを決めておくと交渉に応じやすいでしょう。
価格を下げるだけではなく、諸費用を負担する、管理費用を1年負担するなどの条件を出す交渉方法もあります。
まとめ
別荘を所有していると管理費用や税金がかかるため、利用する機会が少ない場合は、なるべく早く手放したいですよね。
売却活動が難航することが多い別荘は、まずは立地や築年数、別荘の状態などから、どのくらい需要があるのかを第三者の目線でチェックすることが大切です。
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