さまざまな原因で離婚をする際に、マイホームをどうしようか迷う方は多いと思います。
その対応の1つに、任意売却でマイホームを手放す方法があります。
ここでは、離婚の際にマイホームを任意売却するメリットとデメリット、そのタイミングや注意点について、簡単にまとめましたので、良ければ参考にしてみてください。
離婚の際にマイホームを任意売却するメリットとデメリットとは?
離婚によりマイホームを任意売却する際には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
任意売却するメリットとは?
●「競売」に比べて、高い価格で売却できる可能性があり、プライバシーも守られやすい
一般的に、ローンを支払わず、強制的に売却されてしまう「競売」の売却価格の目安は、市場価格の8割以下です。
一方で、「任意売却」の場合、市場価格に近い価格で売却することが可能です。
また、「競売」の場合、ネットなどに情報が公開されたりしますが、「任意売却」の場合は通常の売買と同じように、周囲に状況を隠して、売却することが可能です。
●夫婦の思い出のあるマイホームを手放すことができる
夫婦の思い出のあるマイホームに住み続けることは、のちのち苦痛となる場合があります。
任意売却するデメリットとは?
●「競売」に比べて、手間がかかる
「競売」の場合は売却活動を自分でおこなう必要はありませんが、「任意売却」の場合は、自分で不動産業者を探して依頼し、ローン借入先に「任意売却」の許可をお願いするなどの手間が必要となります。
内覧や価格交渉などの売却活動をおこなう必要もでてきます。
●「任意売却」で買い手がつかなかったり売却価格を下げる必要がある場合もある
任意売却をしても、マイホームの状態などによっては、思うようにスムーズに売却できない可能性があります。
●住宅ローンを滞納しなければならない
住宅ローンを滞納していないと、任意売却できません。
住宅ローンを滞納すると、個人信用情報に傷がつくことになるため、しばらくはローンを組んだり、クレジットカードを作ることはできません。
離婚の際にマイホームを任意売却する最適なタイミングは?
マイホームを任意売却するタイミングとして、いつの時期がおすすめなのかは夫婦の考え方により、異なるため、以下を参考に考えてみてください。
離婚前がおすすめの場合
任意売却をする際には夫婦で連絡を取り合う必要があるため、離婚後に連絡を取ることをストレスに感じる場合、任意売却をするタイミングは離婚前とするのがおすすめです。
離婚後がおすすめの場合
離婚前には、離婚の手続きなどをおこなう必要があり、任意売却に専念しにくいため、時間をかけてできるだけ高く売却したい方や、少しでも早く離婚をしたい方は離婚後に任意売却をすることをおすすめします。
離婚の際にマイホームを任意売却する注意点は?
必ず覚えておくべき注意点は、「財産分与のタイミングを離婚前にしてしまうと贈与税がかかる可能性がある」ということです。
たとえば、夫名義のマイホームの場合、売却代金を受け取った妻は贈与税を支払うこととなるため、注意しましょう。
そして、任意売却をしても、住宅ローンを完済できるとは限らないということを注意点として覚えておきましょう。
また、任意売却の際には、いろいろと夫婦お互いに協力して手続きをすすめないといけないということも気をつける点として、覚えておく必要があります。
まとめ
離婚の際の任意売却にはメリットとデメリットがあり、タイミングも考え方により離婚前が良いか離婚後が良いかは異なります。
そして、注意点もあるため、それも把握したうえで、マイホームをどうするかを検討するようにしましょう。
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