床や壁、天井など、建物内部の仕上げがおこなわれていない物件が「スケルトン物件」です。
このようなスケルトン物件の売却を考えるとき、そのままでも売却できるのかという点に疑問を感じるかと思います。
そこでこの記事では、スケルトン物件をそのまま売却するメリットとデメリットをご紹介します。
スケルトン物件をそのまま売却するメリット
スケルトン物件の内部は、コンクリートが打ちっぱなしのままであり、配管もむき出しの状態です。
そのような状態で売却した場合、どのようなメリットがあるのかご紹介します。
まず1つ目のメリットは、リフォームにかかる費用と期間が不要なことです。
リフォームした場合、約300万円以上の費用と約1～3か月ほどの期間がかかってしまいます。
しかしそのままの状態で売却すると費用はかからず、さらにすぐに売却できるので、売主の負担が少なく済みます。
2つ目のメリットは、買主の希望に合わせた内装にできることです。
買主の希望や好みに合った内装や設備にカスタマイズできるので、イメージに合った物件がほしいと考える買主が見つかりやすいでしょう。
スケルトン物件をそのまま売却するデメリット
そのまま売却した場合、メリットばかりではなくデメリットもあるので気を付けましょう。
1つ目のデメリットはリフォーム費用の分、売却価格が安くなる点です。
スケルトン物件の買主は使用するためにリフォームしなければなりません。
そのため売却価格は、そのリフォームにかかる費用を差し引かれた金額になってしまうのです。
2つ目のデメリットは、買主が見つかりにくい点です。
スケルトン物件は購入後にそのまますぐに使用できないので、手間や費用をかけたくないと考える方からは避けられてしまいます。
スケルトン物件をそのまま売却しても問題ない？
デメリットも気になりますが、基本的にスケルトン物件はそのまま売却しても問題ありません。
なぜなら、リフォームをしたあとに売却すると売却価格は高くなりますが、かかった費用の回収はあまり見込めないからです。
リフォームしても黒字になる可能性は低く、費用対効果が得られないでしょう。
また、スケルトン物件の購入を希望する買主も少なくありません。
スケルトン物件は解体費用も不要で自由度が高いため、自分好みの内装にしたい方に人気があるのです。
まとめ
スケルトン物件は内装工事のおこなわれていない状態の物件ですが、そのまま売却した場合はリフォーム費用が不要で、買主の希望に合わせられるメリットがあります。
リフォームしても費用対効果が見込めないことから、そのまま売却しても問題ありません。
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