計画を練って組んだ住宅ローンでも、さまざまな事情により返済が滞ってしまうことがあります。
もしも住宅ローンを滞納したままの状態が長期間続いてしまうと、どのような影響があるのでしょうか?
こちらの記事では、住宅ローンの滞納が続いてしまった場合の影響や、知っておきたい対処法を解説していきます。
住宅ローンを滞納し続けてしまうとどうなる?
住宅ローンの返済ができずに滞納が続いてしまうと、滞納期間によって次のようなことが起こります。
滞納1~5か月
返済を求める通知や督促状が届き始めます。
金融機関等に相談することで、任意売却やその他の対処法が取れる段階ですが、早めに動くことが大切です。
滞納6~8か月
一括請求を求める通知が届き、一括で返済をする必要があります。
任意売却は可能ですが、競売に至ってしまうまでの時間もなくなってきます。
滞納9~16か月
「競売開始決定通知書」が届き、執行官による調査が始まるため、任意売却する時間がほとんどなくなってしまいます。
この期間を過ぎても返済できない場合、競売によって自宅を手放すことが一般的です。
また、自宅を手放したあとも残債がある場合は返済を続ける必要があります。
住宅ローンを滞納してしまう場合に検討したい方法
住宅ローンの返済が難しくなってしまった場合、次のような対処方法があります。
銀行に連絡する
滞納に気付いた段階でなるべく早く銀行に連絡して相談しましょう。
ボーナス支払いや一部繰り上げ返済などが認められている銀行があり、返済を待ってもらえる可能性があります。
借り換えを検討する
現在、住宅ローンを利用している銀行よりも返済条件がゆるやかな銀行があれば借り換えを検討します。
リースバックを利用する
自宅を第三者に売却後に賃貸料を払うことでそのまま住み続けることのできるリースバックを利用すれば、将来的に買い戻しをすることも可能です。
家を売却する
銀行に許可をもらって任意売却し、ローンの返済額を減らします。
個人再生で残債を減らす
条件に合えば個人再生によってローンの残債を減らし、家を残すことが可能です。
この制度のことを「住宅資金特別条項」と言います。
住宅ローンを滞納する前に検討したいのが「借り換え」
住宅ローンを返済していくことが難しいと気付いたら、滞納してしまう前に住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。
現在利用している銀行の返済条件が厳しい場合、現在よりも金利の低い銀行に乗り換えることで返済が楽になる可能性があります。
延滞期間が短く、まだ表面化していない時期であればローンの審査に通りやすいので、早めに対処することが大切です。
まとめ
住宅ローンの返済ができず滞納してしまうと、最終的には競売によって家を手放さなければならない可能性があります。
そうなってしまう前に、銀行への相談や住宅ローンの借り換え、リースバックの利用など、早めに対策を講じるようにしましょう。
滞納した住宅ローンは放置しておいてもなくなることがないので、できるだけ早く相談をすることが大切です。
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